2008年8月29日 (金)

わが家への帰還。

やっと!自宅に戻ってきました。

一日も早く、うちのベッドで眠り、シャワーを浴びたくて。

大工さんにもムリを言って、24日中にクリーニングを入れて引き渡してもらうようにお願いしたのです。

財布と時計とのにらめっこだったためか、積み残しの課題はたくさんあるのだけれど、山のような荷物に埋もれてでも家に戻りたかった。

夏休みも1週間を残して、こどもたちの生活リズムや環境も整えないと。

あらたに購入した家財道具の搬入。予算とスケジュールを詰めるために、床にはDIYでオイルを塗りこむので、乾燥も含めて工程を逆算すると、本当に綿密な作業計画をたてて潰していかないと御破算になるのです。(3日間は仮住まいからの引越しと整理で仕事を空けたが、それでも頭の片隅からは仕事の進捗が離れないし、早くかたをつけたい!)

今日は建具屋さんとクロス屋さんが入って残タスクを完了。

明日、大工さんが一部屋潰してつくるクロゼットを終えたら、ひとまずひと段落。(ワークスペースがまだ残っているけど)

結果からすると、待った甲斐、ガマンした甲斐がありました。

広くないマンションであっても、これだけ合理的に、自由に暮らしをくみたてることができ、予算に限りがあっても、これだけ満足のいく質感が得られるのだということにちょっと感動している。

結果はまた、後日。

でも、リフォームに真剣に取り組むということは、自分たちの暮らし方、生きるうえでの価値観を直視し、検証するということとイコールなんだなと、あらためて実感している。

とにかく、やってよかったよ~crying

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2008年8月 4日 (月)

リフォーム決行中につき

なぜにアップが滞っているのかというと。

それは、7月19日から、リフォームのための仮住まい転居と、本宅をガラガラポンにするための撤去・処分作業でてんてこまいだったからなのです。

7月に入ってから、えいやっとばかりに処分の鬼と化してきたわけだけれど。相当に捨てまくって(廃棄だけでなく、譲ったり、売ったり、いろいろ)。それでもなお、モノがあふれているのはなぜなのだ?

ふつうに考えて、うちはそれほどモノをたくさん持っていないはず。(除:本)しかし、人の子2人、犬ころ2匹、大人2人の暮らしは、ほっといても、いや、無意識に暮らすほど雪達磨式にモノが殖え、ぶくぶくと着達磨のように肥えていくのだった。

くらしぶりにもメタボ(代謝異常)という病があることを思い知らされました。こんどこそ、これを機に、本当に必要なものを厳選して、気に入ったものだけを身のまわりにおいて生きるのだ。(但:持続可能な範囲で)

そんな決意をあらたにしたリフォーム準備の日々であった。

それにしても、あれだけ煩雑に狭く、非効率で個人特有の生活志向を無視した画一的で手前勝手なマンションだと感じていた部屋が、空っぽにしたとたんに無垢に見え。部屋のせいじゃなくて、私の生活管理能力の問題だったんじゃ?と眼をこすりたくなるような思いがいたしました。

まあでも、自戒は必要だと思うけれど、これまでのマンションは確かに無用な仕切りや間取り、収納に翻弄されていた。言ってみれば、赤ちゃん用の仕切り皿に合わせて献立を考えなきゃいけないような、キュウクツで本末転倒極まりない感じ。

2008_0803diary200710200027 申し訳程度に作られた4畳半のたこ部屋。ピアノ置き場と化し、薄暗い廊下(の意味がない)の向こうに、一番星のようなドアののぞき穴が…。

2008_0803diary200710200030誰が考案したのだか、宝くじ売り場みたいなカウンターのキッチン

2008_0803diary200710200029いちいちキッチンから出ないと取り出せない意味不明の食器棚

2008_0803diary200710200038 こういうキッチンを誰が是として考案したのか、根拠が知りたい。

それが、たった2日間ですっからかんに。

2008_0803diary200710200057 玄関脇の主寝室も壁をとっぱらって、なくした。

2008_0803diary200710200055 廊下の壁もドアも全部なくした。

2008_0803diary200710200056 キッチンの城壁もとっぱらい。

「うちって、こんなに広かったんだね~」と感心。

限られた予算と工期のなかで、絶対に譲らなかったのがキッチンと床材。そして書架。

キッチンは、それこそほぼすべてのメーカーのショールームを舐めた。見なかったメーカーはなかったくらいだ。そして感想は、「全部みてよかった」。なぜならば、どこも目●●鼻●●だということがよくわかったから。お仕着せの「使いやすさ」が嫌でリフォームするのに、なんでまた「お仕着せの仕様」に大枚はたかなきゃいけないのか。しかし質感を重視すると飛躍的に値段があがる。

そんななかでやっとこさ探しだしたのが、大阪にある無名のカスタムメイド・キッチンメーカー。ACCA(イタリア語のHという意味)という。ステンレスのオーダーキッチンを手がけるメーカーが、リーズナブルなカスタムメイド式のユニットキッチンを作ったのだとか。価格をみてびっくり。最高品質の仕上がり。ムダのないソリッドなデザイン。なのにどこより安い。そして誠実でクレバーな対応。すぐ決めちゃったもんね。

あと、本棚は、リビング兼ダイニングルームの壁一面につくりつけることにした。本に囲まれて暮らせるなら、本望。

あとは床材。いまのように、ベニヤのなんちゃって無垢材風のちゃちなものにするなら、わざわざリフォームする必要はない。面積の広い場所だからこそ、無垢材で経年の風合いが出るものにしたい。ということで、ダークな樺の無垢材に。床暖房はやめました。

植物性ワックスは自分たちで塗ることに。あと、未着工のままウォークインクロゼットとして残した部屋と、ひとつながりのトイレやバス、脱衣所などの「ユーティリティスペース」は、思い切って芥子色が錆色に塗ることに。ここもDIYでやります。

こどもの部屋をなくすかわりに、FLEXAの拡張ベッドシステムを購入。

Image_clark 変則的2段ベッドは今後成長と間取りに応じて分離拡張できる

ダイニングテーブルだけが、目下の悩み。

仕事場を自宅に移すので、昼間は打ち合わせテーブルとして使う。しかも、プライベートでも大人数の来客がある。大は小を兼ねる。テーブルだけは(テーブルも、だが)、ちゃんとしたものを選びたい。間に合わせの買い物は、絶対に後悔する。

いま狙っているのは、シェーカースタイルのテーブル。極限まで質素で実質的なはずなのに、かぎりなく美しくて圧迫感がないから。でも、納期までに時間がかかる。4ヶ月もテーブルなしでは暮らせないから諦めるしかないかな。

Table3あるいは、こんなの。すごくステキ。(オットの反応はいまいち)

「本当にほしいものが見つかるまで、妥協せず、やせ我慢してでも待ってみる」

かの向田邦子さんが若い頃に探し続けた「私だけの手袋」への信念を、私も貫けるか。それとも、コスト意識の厳しいわが社長の前に玉砕してふてくされるか。うーむ。これからが勝負。

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2008年7月12日 (土)

融資と犬問題、解決。

夏休みが本格的に始まる22日には、解体・搬出を開始しないと、休み中の入居が叶わない。

ということで、必死で不用品を処分(バザーとか譲るとか、捨てるとか…)し続けている。まるで処分の鬼だ。必要なものまで捨てそうになって、オットに「ちょちょちょっと!impact」と怒られたよ…。

ちびっ子たちのものは、日中眼につかないところでちょっとずつ処分している。そのかわり、事前に「リフォームするから、大事なものだけ残してあげるか捨てるよ」と予告はしてある。個人所有物の収納スペースに入っているものは手をつけないという約束で。幸いムスメは「リフォームだから仕方ないね」と納得してくれているので、傷つけることなく処分できている。ムスコはもちものに執着(責任)がないので、いまのところ心配はなし。

やっとあと一息!というところで問題勃発bomb

中小企業支援の設備投資資金として融資申請していたのだが、信用保証協会からアヤがついた。融資先としては、業績も信用も問題なしだそうだ(銀行も太鼓判押してた)から、安心しきっていたら、意外な盲点が。個人の住宅を法人のオフィスとするところが、企業融資の規定に抵触する可能性大なので、申請額の25%程度しか認可できないとのことで。おいおい、いまさら。オットが、青くなってたcoldsweats02

1週間、あの手この手で銀行を通じて信用保証協会に説得を試みて、結局運転資金としての融資申請を厚くすることで解決したらしい。天晴れ、オット。よくやったよshine

しかし信用保証協会の人が、何かにつけてうちのプランに関して「一般的常識的に考えられない」というフレーズを繰り返すのが腹立たしかったな。たとえば「こどもの部屋がない」とか「家の4分の3が共有スペースなんて」とかとか。私は間接的にしか聞いていないけど、おもわず内心ひそかに「うっせーばーろーpig」と毒づいてしまいました。こどもの手前、汚い言葉は吐けないのですが。

法人向け融資なわけだから、社会通念に合致しない営為のすべてに理解を求めようとは思わないけど、子持ち30女がかなりの売り上げを立てるために、できるかぎりあらゆるコストを効率化(節約とはちがう意味で。時間とか体力とか、すべてのこと)するために、どれだけ知恵しぼってるか、考えたことないだろー?punchなんてね。

最終的には、ちがう融資枠での融資案を考えてくれたから結果オーライだけど、経済の血液であるおカネを握っている人たち、特に業態進化の激しい中小企業向け担当の人が、いまだに旧態依然とした産業(社会)構造に対する意識しか持っていないのは愕然としましたね。もっと勉強してほしいな、と。そのうえで返済能力や、企業の健全性を判断できなくて、一体なんのための保障協会なのさ!と思うのでした。頑張ったオット、そして尽力くださった経コンの方に深謝!confident

moneybagの問題がクリアになったのだが、最後の難問。それは、仮住まい中のdogたちのこと。仮住まいにする事務所の大家さんはとってもいい方なのだが、犬の連れ込みはNG、と入居時に言われていた。それでも1ヶ月の長丁場を、2匹の老犬と別居するのはしのびない。第一、2匹の犬を預かってくれる相手がいない。なんとか、1ヶ月だけ同居させてもらいたい、という嘆願作戦を本日決行しました。

チビっ子2人をつれ、付け届け用のお中元菓子を用意して、一家全員でご挨拶に。(なんか、「●●●の証人」みたいな嘆願方式だよね、とかオットと話ながら)絶対に迷惑をかけないこと。こどもだけ、犬だけで室内に残さないこと(かならず2人のうちどちらかは居る様にすること)などを伝えると、以外にも2つ返事でOKいただけたheart04

いやー。実は一番の悩みの種は犬たちだったので、これで本当に肩の荷が下りました。家族4人揃って(ムスコは半強制的に、だが)「ありがとうございました!」と、高校球児のように一礼して帰宅した。

はーshock

気を揉むことの多かった6~7月だったが、なんとか乗り切れそうか?残すは来週水曜に控えた、設計施工業者との実施計画(見積調整)のMTG。10万円単位での調整になりそうとのこと。いやはや。しかし、そうやって生活機能の要否とか優先順位を検証する機会はなかなかないので、よい経験になっていると思って対処せねば。

犬っ子とちびっ子は、親の苦労も知らず安穏としておりますです。

ひさびさに、記録cameraアルバム。

2008_0709diary200710200193 じぶんたちの足footをムスメが撮ったセルフ写真

2008_0709diary200710200074「狼と7匹の子ヤギ」bookを読み聞かせ中

2008_0709diary200710200304 ムスコの暴挙coldsweats01に甘んじ中

2008_0709diary200710200314 まったり中dog

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2008年7月 4日 (金)

私家版「捨てる!技術」

リフォームの期日が1ヶ月を切った。

6月中はあまりに時間的精神的余裕がなくて、「後手後手だなぁ…」と思いながらもタスクの優先順位は一向に上がらず。ところが、こどもの夏休みが目前に迫って、設計をお願いしている知人(人間工学の研究と建築設計を専門に研究している方)からリマインダメールが来て、実際に逆算してやっと「時間がない!」と慌て始めた次第。

最初は、事務所機能を自宅に移す想定で、予算700万円くらいで考えていた。(外部との連携仕事は、クライアント先で仕事することが多いし、通信環境が整ってさえいれば、それ以外の仕事は在宅で十分仕事ができることがわかってきたから。オットも居室内スペースを必要とする仕事は少ない)

1)LDKに相当する3部屋と独立型キッチンを統合し広い1リビングに

2)生活導線を効率化するために収納を統廃合

3)異性の姉弟の成長を見越した拡張性のある間取りに変更

4)ウォークインクロゼットと主寝室を兼ねた機能的な夫婦居室

4)経年劣化がダメージならない質感重視の建材採用

※風呂・トイレ・脱衣所等の水周りはコストと構造上の問題で対象外

をすべて満たすつもりでいた。最初は。

ところがGW直前、会社のキャッシュフロー会議(要するに家族会議)で、今期の利益が思っていた以上にあり、課税額も大幅に増えてしまうことが判明(うちの期末は8月なので)。高級車1台分くらいの納税(キャッシュ)が必要になってしまうことがわかって、これまで税金分としてストックしておいたものでは到底足りないということになり…。

そこからはもう、税理士の先生に泣きつくわ、経営コンサルを探すわで、個人事業主に毛の生えた、会社とも呼べないようなレベルの会社が、いつの間にか自分たちの経営能力を超えた大木になっちゃってた。そんな感じ。それで、慌てて融資申請をすることになり、できるならリフォーム費用も含めて融資申請をせよ、ということになったのだった。

運転資金と設備投資という2つの項目で申請をするのであれば、設備投資(リフォーム費用)はトウゼン目減りする。金額にしておよそ半減weep

つまり400万円でできることを考えないといけなくなったわけです。これには設計者も「…sweat02」。ただ、当初から2段階拡張でリフォームを完成させるつもりではいたので、要はイニシャルコスト(初期要件)をどこまでシェイプさせるか、ということなんだけど、時間がないのがネック。

400万円でどこまでできるか。

その「どこまで」の認識合わせに、実は一番時間と労力が要った。

オットは、実際にお金の流れを見ている立場なのでほとんど楽観しない畳み系。私はコンセプトありきでものごとを考える広げ系。設計者は(いい人なので)なるべく折り合いをつけて実現させてあげたい、と考えてくれるのだが、そこがオットと私の「希望」を刺激する。

結局、言いたいことを全部吐き出し、譲れるところはギリギリ譲って、最後、設計費用の調整になったところで、大工さんから設計者に

「この予算では、施主さんが想定しているイメージのまま実現できない。それをなるべく早く言ってあげたほうがいい」

という進言があったそうです。さすがプロ。っていうか、ほとんど非現実的な話だったんでしょうね。「寝言は寝て言え」くらいのcoldsweats01。途中まで一生懸命私の希望に沿うよう努力してくれて、決して「No」とは言わなかった設計者が、非常に申し訳なさそうにそれを伝えてきた表情を見るかぎりでは、私たちがどんだけ無理難題を言っていたか察しがつきました。恥ずかしさを通り越して、笑ってしまった。

でも、自分達も、人の頭のなかにあるイメージを具現化することを生業としているから言うのですが、結局どの分野においても「デザイン」というのは単なる意匠の提供ではなく、ソリューション(課題解決)であるべきなので、依頼者(クライアント)の課題意識とかものを見る視点がどこにあるのかは見切らないといけないんだと思う。それを見誤ると、どこまでいっても本質的な議論にならない。

だから、「いやな依頼者だろうな」とは内心思いながらも、その課題視点が共有(できていることが実感)できるまで、諦めてはいけないと思った。法人感覚だと400万円は決して高額とはいえない場合が多いけど、個人の生活資金としてはやっぱり相当に大金だから、それだけの投資をして生活環境の改善をはかるのであれば、最終的に使い道に責任を持つのは施主であり、生活主体である私たちなんだろうと思うし。

ということで、最終的には絶対に譲りたくない点を絞った。

1)空間の印象を左右する大きな面積(床・壁)は質感を重視

2)居室の間取りと印象を左右するキッチンもデザインと機能重視

3)空間の印象を左右する照明もダウンライトに

4)壁面書架は蔵書内容を考慮して端正さと機能性に徹する

5)持ち物を最小限に絞り、容量前提で収納する

まあ、カンタンにいうとそんな感じ。融資返済完了が6年後なので、6年後に二期工事を行う前提で、拡張性も考慮した構造整備だけしておくことも、今回の要件のうち。ちょうどその頃には、ムスメは中学1年生、ムスコは小学校5年生くらい。いいかげん固有スペースというか、自分の管理領域がほしくなる年頃だろうし、親も親でプライバシーが必要になってくるわけなので、その頃にすべて手を入れ終わるイメージか。(キットのその頃には、犬たちも2匹ともいないだろうけれど…)

そんなわけで、事前準備としてはまず不用品の整理が急務になった。一念発起して、これまで捨てられずにいたものの整理に着手。不思議と、「なんでいままでこんなものが捨てられなかったんだろう」「どうしてこれに未練や執着があったんだろう」というものがわんさか出てくる。10代の頃の手紙や、大学生時代のあれこれ、ひとりであちこちフラフラ旅したり遊んでいた頃の思い出の品とか、ムスメやムスコが生まれてからの雑多な書類とか工作(ともいえないような作品)とか…。

これまで8回の引越しを経験してきた身としては、こどものものを除いては何度も処分するチャンスがあったにもかかわらず、ここまで残存していることが不思議なモノばっかりだ。こどもの思い出の品も、これまで絶対に捨てられなかった。小さくてかわいい時代の思い出が凝縮しているようで。こども達の時間も一緒に捨ててしまうようで。でも今回はわりとアッサリと、さっぱりと見切れるものが多かった。

それで私は「ああ」と思いあたった。

私はずっと、思いを残して生きてきたのかも、と思って。若い頃の自分にも生活にもまったく未練はないけれど、こと30代になってから(結婚し、独立し、親になってから)は、思い出(の権化のような品物)を捨ててしまうことは、生きてきた証を捨ててしまうようで不安だったんだと思う。「いつか連絡するかもしれない人からの手紙」「いつか役立つかもしれない本」「いつか思い返して懐かしくなるだろう子供のもの」…。

でも10年、20年と同じように心を残してとっておいたこれらのものは、結局一度も役に立っていない。なくても何も遜色なく生きてきたし、存在も忘れていたくらいのものばかりだ。こうやって、記憶の贅肉を溜め込んで生きていくのは大いなるムダだなぁ、と思った。家のスペースのムダであり、私の心の中のムダ。ムダは嫌いじゃないけど、ちがうムダに割り当てたい。古い手紙やノート、洋服や雑貨を捨てるたびに、気持ちが軽くなる気がした。

そういえば、「捨てる技術!」って本が流行ったナァと思いながら。あの本には、タイトルとは反対に、なぜ人はものが捨てられないのか、が書いてあっておもしろかった。人は思いをモノに移し、残すもんだ。

こどもたちのモノを捨てられなかったのも、結局去年いろいろ立ち止まるまで、こどもたちと過ごしてきた自分自身のありかたに自信が持てなかったからなんだと思う。思いを残してきてしまったからだと思う。でも、ムスメが小学校に入り、ムスコが4歳になろうとしている今は、こどもたちがいつも前しかみていないように、私も前しかみていない。

過ぎた日々は、懐かしく、ちょいと切ないけれども、思いは残していない。だから、すっぱり「サヨナラ、アリガトサン」と思って、モノにはバイバイできるんだと思った。小さく、拙い工作たちも、重要なものいくつかを除いては、一点ずつカメラに収め、バイバイする。バイバイ、切羽詰って、的外れで、余裕がなくて、それでも一生懸命だった自分。バイバイ、不器用でなかなか気持ちがつながった感覚のもてなかった親子。バイバイ、後悔ばっかり、できなかったことばっかり振り返ること。ついでに、バイバイ、衝動買いで満たされない気持ちを埋めてきた時代の自分(結局着ない、使わないモノがどんだけあったことか!)。

あんまりガンガン捨てるんで、傍で「さすがにそこまでやるか?」的に横目でちらちら見ているオットの苦笑が気にならないでもないが。ネットで気になるものをチェックしていると、「捨ててるくせに、また何か買いたいの…?」的なムードも気にならないではないが。

しかし、とにかく私はリフォームを機に「捨てる!」技術を身につけたのだ。

どんな家になっていくのか、は次回に。

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2008年6月 5日 (木)

マンションリフォーム決行!

あれよあれよという間に、6月に突入。ついでに入梅。う゛、早い…。

激しく忙しかった2008年前半も折り返しに近づいて、ちょっと落ち着く気配かなぁ…。だといいなぁ…。

仕事が忙しいのはたしかなのだが、どちらかというと子供の生活リズムを優先して毎日のスケジュールを組んでいるが故の慌しさなので、つねに時計とカレンダーを意識してはいるものの、仕事量があふれて粗雑に流れがちになってしまう苦しさとはちがう。そこが、去年までの忙しさとは本質的にちがうので、精神的ストレスが少ないのだと思う。

6時:起床(仕事が立て込んでいれば4時起床で、6時までひと仕事)、

6時半:ちびっこ起床(日によって朝風呂)

7時:朝食

8時:登校・登園・始業(ムスメは友達と、ムスコはオットが送る)

(8時半~9時半は、オットの家事タイム)

~ひたすら仕事~

16時半:ムスメを学童にお迎え→17時帰宅(私)

17時:ムスコを保育園にお迎え→17時半帰宅(オット)

18時:入浴かTV

19時:夕食

20時:読み聞かせと就寝準備

20時半:就寝(寝かしつけついでに寝ちゃうこと多々)

忙しい時は22時から第2ラウンド(会議や会食の場合も多々)

ムスメを16時半にお迎えにいくことと、時間差でムスコを別々に迎えに行ってるところが、すべての起点になってる気がする。

うちはまだ子供部屋というものをもうけていない。遊びや絵本を読むフリースペース、個人の荷物をおく場所はあるけれど、絵を描くのも何をするのもダイニングかリビングのセンタ-テーブルでやっている。保育園時代は、特に問題もなかった。

が、ムスメが小学校に上がってからちょっと事情が変わってきた。小1ながらも、りっぱに宿題は出る(むしろ多い)。本人も、宿題がなくても勉強したがるときもある。日によって量はちがうけれど、少なくとも15分は鉛筆を持って課題に向かうので、その時間はまだまだ私がじっくり見てやらないとだめ。

子供の性格にもよるのだろうが、うちのムスメはとにかくカンペキ主義というか、理想が高いというか。ひらがなの書き取りひとつでも、イメージした出来上がりと、自分の描いた字にギャップがあると納得いかず、ノートが敗れるまで消しては書き、書いては消し…(おいおい、もういいだろ?と私は思うけど、本人は引かない)。挙句の果てに悔しくて机に突っ伏して泣くんだもの。マンツーで、「うまく書けるヒント」を与えながらだとうまくいくことが多いから、結局手も目もまだまだ離れない。

ここにムスコが同席すると大変なことになる。せっかくの課題プリントに色鉛筆で落書きするわ。勝手に名前ペンで名前を書いちゃうわ(本人はそのつもり)。退屈すると「アンパンマンTVみたい!」と騒ぐわ。母親がお姉ちゃんに張り付きで、手取り足取りというのが気に食わないんだろう。ムスメも気が散るのか、ちょっと殺気立ちモード。

それで、リズムが定着する夏休み前後くらいまでは、時差帰宅にすることで年齢差のある2人のちびっ子の生活区分を仕分けることにした。これが、大変な理由。うちは会社勤めじゃないから、だれかに気兼ねする必要はないのだけれど、やっぱり世間様相手に仕事をしているわけで、「16時半に小学生の子供を迎えに行く」っていうのは、誰もが納得してくれる理由じゃない。自分でもわかっている。

それでも、小学校の出だしって、大事だと思うのだ。勉強って楽しい。わかるようになったり、出来るようになるのって楽しい。学校って悪くない。おうちに帰ってくるとほっとする。それがいまは大事。学校という秩序と統制を一義とする小さな社会で、一生懸命適応しようと背伸びしていることが傍目にもわかるので、少なくとも「自分も頑張ってるんだから、まあいっか。」くらいに自然に肩の力が抜けるようになるまでは、ちょっと手間隙かけてやりたいと思う。

そう思っていたら、だんだん自信がついてきて、もう親の手も必要としなくとも自力で学校生活を切り抜けているみたいだ。宿題も、明日の準備も、必要な連絡もぜんぶ自発的にやるようになっている。(静かだな、と思うと疲れてソファで寝てしまってることもあるけど)

時間制でムスメの学校生活とムスコの保育園生活を切り分ける必要はだんだんなくなってきているのだが、そこはそれ。やっぱり「ワル」のムスコは、おねえちゃんのランドセルから筆記用具だの、プリントだの、教科書を引っ張り出しては悪さをしようとするので、気が抜けない。本人にはけっして悪気はなく、憧れの小学校生活の真似ごとをしたいだけなんだけど、ムスメにしてみると自分の領域を侵す脅威でしかない。

「やっぱり時間だけじゃなく、空間の仕分けも必要なのかもねー」

という結論に達したオットと私。ついに長年の懸案事項であるリフォームを決行することにした。っていうか、昨年末から企画はしていたんだけど、まだ切迫してはいなかったので「時間をかけてプランを練って」くらいの心構えでした。でも事情が変わって、できるかぎり早めに、ということで、ムスメの夏休み中に決行・完了することに。

そんなわけで、そのリフォームの顛末記を別ログに綴ることにしました。リフォームプランの相談に乗って設計してくれる人(某国立大工学部の大学院のセンセ)と「ログにすることで、ちょっとした展開を考えようよ」という話になり。

・リフォームのコンセプト(ライフステージに応じたアクションプラン含む)

・リフォームの要件整理(予算や日程などの制約条件含む)

そのあたりを、別途綴ってまいります。続けられるか心配だけど。

8月末には完成予定、乞う御期待 to 自分!

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2007年5月 2日 (水)

ただいま連休中なり

連休の中日。しかしこの2日も休んでおります。

なぜならば、29日には娘が嘔吐。29日に息子が、30日には夫が相次いで発熱という、しょっぱい滑り出しゆえ、この2日は旗日じゃないけど大事をとって(って、なんの大事だ?)休養。

今日は私の祖父母を見舞いにいく予定でいたけれど、それも延期。なんでも巷では発熱嘔吐を伴う風邪がはやっているらしく、周囲でも連休前半の快晴を在宅で潰した人が結構な数いるみたい。

で、この間何をしてすごしたかといえば、本の読み聞かせ→DVD鑑賞→午睡→遊び→本の読み聞かせ→DVD鑑賞の繰り返し。この間に食事とかおやつが入るけど、あまりの単調プログラムにややゲンナリ。

今日はかなり復調してきているので、少し散歩に出ようかと思うけど。そうそう、5日の宴の準備も始めなければ。あれから増えに増えた参加者は、ついに大人15人、子供12人に。

いわゆる羊羹タイプの、ごくごく普通の分譲マンションのLDKな我が家に、これほどの人が入るのは初めて。おそらく同じマンション内でも初めてでは?というくらい大所帯。不安だ。

3つの間取りをぶち抜いて、やっと20畳。それに意味不明な区切り方のされたキッチン(これも都市型分譲マンションの常套句的な感じのやつ)がついて、どうにかこうにか収容できるスペース。

でも、こんだけ大人数となれば、ホストとしては、とにかく氷と水とお湯を切らさず、キッチンとトイレを清潔にしておき、とり皿とグラスとカトラリーと台ぶきんを一箇所にセットしておきさえすれば、勝手に食べ、勝手に飲んで、勝手にしゃべり、勝手に台所に入って、好き勝手に進めてくれるはず。もう、コントロールしようと思うほうが間違い。ということで、逆に気が楽になったというか、振り切れたというか、開き直った感じで(笑)構えている。

「うちも行きたい」「まだ入れる?」という問い合わせが三々五々入ったうえ、「是が非でも体調を整えておくように」という圧迫電話も来て、これはもう何が何でも決行せねばならず。そんなわけで体力と気力を温存し、体調を回復させるべく、我が家はのんびりした連休を過ごしている。

連休があけたら、実はリフォームの相談を本格的に行おうと思っている。仕事を通じて知り合った、某国立大工学部の「環境工学」(なんでも環境心理学の一貫で、ある環境下で人間がどのような心理・行動をみせるかを科学的に分析・研究するものらしい)の研究者で、一級建築士でもある人が相談に乗ってくれることになったのです。限られたスペースを、ある人間が使うとして、その志向性や行動パターンをデザインに落としてくれる、というサービスは、個人ではなかなか探し切れないし、そういう専門的視点や選定基準も持ち合わせていないので、とても助かるなと思って。

この人は、本当に実直を絵に描いたような信頼できる人なので、茶飲み話で相談したら、自ら手がけてくださるという。「あらゆるデザインはソリューションであるべき」という考え方も一緒で、いろいろ頼もしい。

フリースペースが贅沢にある家、という条件も加えようかな。5日の成り行きしだいで。

なんてことも思案中。っていうか、アタマのなかくらいしか自由なお休みがとれないもんで(^o^;

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