最後の「重役」
忙しくてニュースが追い切れていなかったら、大変な訃報。
ついにみまかられたか。
「森繫の重役読本」は、憧れの世界だった。今も大好きだ。
向田邦子が見出された音声だけのラジオドラマの空間が再現された小品だけど。
向田邦子や久世光彦のエッセイで語られる森繁久弥のエピソードは、楽しくて怖かった。
どのくらい怪物的なひとなのか、その片鱗がうかがえて怖しかった。
好好爺も助兵衛爺も、大会社の重役も何もかもおもしろおかしくて、かなしくてよかった。
「重役」が似合う最後の役者だったと思う。心から黙祷。
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